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※監禁系ヤンデレタツマキ


「ねえ、私はね、あんたのためならなんだってするわ」
「なんでも?」
「なんでも。あんたが望むならなんだって壊すし殺す。腕を折ったって、殺されたって、なんだって。」
「……そんな、そんなのいいよ。なにも望まないよ…」
「遠慮なんてしなくていい、望むこと何でも言って?」
「じゃ…あ、タツマキちゃんは、したいこととかある?できることだったら、だけど…しようよ。」
「一緒に?」
「う、ん」
「じゃあ…一緒に眠りたいわ」
「お昼寝?」
「ええ」
「うん、じゃあ一緒にお昼寝、しよう」
「あんたってやっぱりお人好しよね。好きなこと言えばいいのに」
「(本当に望むことは……この部屋から出ること、なんだけど……そんなこと言ったらタツマキちゃん、私の足くらい簡単に吹っ飛ばしちゃう… 腱は…切られちゃった、し……)」
「…どうかした?」
「う、ううん。なんでもないよ」
「そう?それならいいわ。おやすみ」
「うん、おやすみ…(フブキちゃんは…ヒーローの人たちは…知ってるのかな…タツマキちゃんがこの部屋に私を閉じ込めてること…)」
「うふふ」
「(タツマキちゃんの笑顔が、こわいよ)」