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- ナノ -
「は〜今日はいっぱい飲みましたねえ」
「ちょっ、すごい千鳥足だけど大丈夫!?」
「目の前がぐるぐる回ってるーっ」
「大丈夫じゃないね!?ホラ肩掴まんなよ…」
「ありがとうございます…キングさんやっぱり優しい〜えへへへキングさんすき…」
「ハハ…好きとかそんな簡単に言うもんじゃないよ、俺勘違いしちゃうからさあ」
「勘違いって、どんなですか?」
「恋愛感情だと思っちゃうよーってこと」
「勘違いじゃないですよ?」
「えッ」
「さっき私、終電間に合いそう〜って言いましたけど実は10分前に発車してまーーす!あははは!」
「えっえっえっ」
「は〜…たまにはしたたかに生きようと思って…嘘ついてごめんなさい」
「しゅ、終電逃したって、それはつまり!?」
「それはつまり…………キングさんにお持ち帰りしてほしいなってことですよ!察してよ!今日のために下着も新調したんですよ!」
「…………俺のマンションこっから近いんだけど……」
「…!!わーい!行きましょう行きましょう!」
「(お…俺は夢をみているのか…?ゲームの世界に紛れ込んでしまったのでは…!?)」