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- ナノ -
「お兄さん、もしかしてこういうところは始めてだった?」
「………まあ」
「真面目なんだね」
「特に興味も無かったんでな」
「じゃー今日はなんで来てくれたの?上官のお誘い?」
「そんなとこだ」
「お兄さんのすごく良かったからまた来て欲しいな」
「…商売も大変だな」
「別にお得意様確保のために言ってるんじゃないよ?私そういうの面倒臭くて嫌いよ、さっきの本心だからね」
「娼婦の言うことなんぞ信用できると思うか?」
「信じてくれないならそれでもいいよ」
「…変な女だな、お前」
「そう?こういう女は嫌い?」
「嫌いじゃねーよ」
「…………私やっぱりお兄さんのこと好み」
「は?」
「ねっ名前教えてよ」
「……野間」
「野間くん…野間くんかぁ…」
「(色っぽいのに笑顔は子供みてーだな…)」
「野間くん、もう一回しよう」
「!?」
「私を組み敷いてるときの目、すっごく好きだった…もう一回見せてよ、今のすましてる顔が嘘みたいにぎらついてて動物みたいな目」
「…いいぜ」
「それ、その目、その目がたまんない…」
「(さっきまでガキみてーだったのに突然娼婦の顔になるの…凄えそそるな)」