「……二瓶って名字結構珍しいよな」
「急にどうした」
「今日兄ちゃんのクラスに行ったら二瓶さんって呼ばれてる女の人がいてよ…後ろ姿しか見えなかったんだけどまさか先生の娘さんとかかなと思って」
「あのオヤジ結婚してんのか!?ありえねえあんな不審者に嫁が来るわきゃねーだろ!!」
「でもさすがに赤の他人ってこたーねえだろ?だから気になってよー」
「ゲンマ兄ちゃんに聞いてみろよ」
「いや、何も知らないって」
「………………先生に聞いてみるか?」
「………………マジで?」
「何こそこそ話してんだ一年〜」
「うわっ!?なんだケンゴくんか!驚かすなよお!」
「面白そうな匂いを嗅ぎつけた」
「そうだ甲斐先輩、二瓶って女子知りません?」
「二瓶?二瓶先生じゃなくて女子のほうか?知ってるぞ」
「マジかよ!」
「さすがケンゴくん!」
「ハハ…二瓶さんなら今の時間は体育館に居ると思うけど会いに行くか?」
「行く!」


こんなかんじでホッケー部員が二瓶監督の娘さん(?)に関わっていく話
実は娘じゃなくて………?