×
「#ファンタジー」のBL小説を読む
BL小説 BLove
- ナノ -
「この部屋の除霊は俺にお任せください…って言ってあとでモブくんとか私に除霊やらせるときって霊幻ししょーっていつも大抵部屋の掃除してるじゃないですかー?」
(ぎくり)
「気の所為じゃないか?」
「気のせいじゃないです!だってこないだモブくんに祓わせたときだって依頼人が持ってきてた部屋の写真より壁とか色々綺麗でしたもん!」
「おいおい、俺がそんな掃除なんてするわけねーだろ!?」
「いや…霊幻ししょーは掃除をしてるはずです…だって霊幻ししょーは、」
「(い、インチキだって勘付いたのか…?)」
「モブくんや私が除霊しやすくするために、いつも掃除してるんですよね!!!」
「………」
「………」
「は?」
「え?違うんですか?モブくんは未だしも私は除霊向きの能力の使い方は苦手なので練習のために霊の通り道とか潜める場所を処理してるんじゃ…」
「あーーーーーそう!そうなんだよ!よく気付いたな!お前らの修行のためにもな!」
「やっぱり!」
「ハッハッハ!!!(勘違いしてくれててよかった)」
「除霊のための掃除ってやっぱ修行をつまなきゃですか?」
「まあホントは凄い技術を身につけなきゃだが…この除霊しやすくなる洗剤を使えば一発だ!お前でも簡単にできる!」
「わーーーーーすてき!!でもお高いんじゃないんですか?」
「普段は一個800円もするがなんと今は3個セットで1500円だ!」
「ええええええええ凄い!おやすーい!!」
「霊が増えやすい時期だからな、特別価格だ(まあ近所のスーパーで『発注しすぎました!助けて!』って安売りしてた奴だけどな)」
「二人でなに騒いでるんですか」
「あっモブくんおかえりー」
「おお、モブ帰ってきたか…たこ焼きでもくおーぜ」
「わーい頂きまーす!」
「頂きます」