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「#幼馴染」のBL小説を読む
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- ナノ -
「谷垣さんって何してる方なんですか?」
「…第七師団所属の一等兵だ」
「あー自衛隊員さんでしたか!通りで身体つきががっしりしてると…」
「(じ、自衛隊?)そういうお前は何者なんだ?というか何故全裸で雪山を彷徨ってたんだ」
「OLです!全裸だった理由は私にもよく分かりません!」
「お、おーえる?何だそりゃ?」
「えっ?OL知らないんですか?」
「知らないな…」
「コピー取ったりパソコンでデータ整理したりする仕事ですね!」
「(俺の知らない単語がポンポンと…妄想では無さそうだが一体何なんだ…?雪山で全裸で平然としていた理由も分からんがそれ以上に言動が謎すぎる)」
「(大丈夫かなこの人…雪山で脚ボッキボキになってたし大分やばい人と出会ってしまったのでは…?)」
「(ハッ…!まさかこいつは……山の神…!?)」
「(うわ何かめっちゃ見られた!!)えと、その、お互い無事に帰れるといいですね!」
「…心配するな、俺が必ず返してやる」
「!!!は、はいっ…!」
「日が高いうちに移動しよう」
「はい!(め、めっっちゃくちゃかあっこよかった〜〜〜〜〜!!!!!!!!一瞬でも疑ってしまった私は心が汚い…!)」
「(山の神がついていればあの狼も手に入れられるはずだ…それにしても、山の神は女の姿をしているというのは本当だったんだな…結構かわい…って俺は何を考えてるんだ!?)」