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- ナノ -
「真剣師らしく何か賭けるぞ」
「私は真剣師じゃないですけどね」
「細かいことはどうでもいい、乗るか?」
「乗らないって選択肢は無いんじゃないんですか」
「じゃあ乗ったってことでいいな」
「はあ……」
「俺が買ったときは、お前の一生を貰う」
「…はい!?」
「異議は認めん」
「いやちょっと待ってください!それどういう意味ですか!?私の一生て!」
「言葉の通りだ。この光り輝く鉱物で装飾された白銀の輪っかを左手の薬指に一生着けお前の苗字は捨ててもらう」
「えっ」
「俺が勝った瞬間お前の苗字は澄野だ」
「ちょっ、えっ?それって、ええっ!?」
「お前が勝ったときは…どうしたい」
「どうしたいって…澄野さん何してくれるんですか?」
「なんでもくれてやる。内臓でも金でも家でも土地でも命でも、なんだってな」
「なんでも…」
「何が欲しい?言えよ」
「…私が勝ったなら…その時は、」