水町くんと夜のプール

「うわ!水町くんまた無断でプール入ってたの!?」
「あちゃーバレちった?」
「それだけ髪の毛びっちゃびちゃだったらそりゃあね…」
「ちゃんと拭いたんだけどなー!」
「水町くん結構髪量あるもんね」
「そー?つーかこの時間帯だと今まで誰にも会ったことなかったのに!何か悔しい!」
「そうなの?筧くんとかに見つかってそうな気がしてた」
「筧の気配感じたら隠れるようにしてるから筧にはまだ見つかったことないかなー」
「(水町くんの図体で上手く隠れられてるんだろうか…)」
「ていうかなんでそっちはこんな時間にプール来てんの?」
「……夜風に当たりたくて…?」
「ふーん…まあバレちったならしょうがないし髪拭いてくんね?」
「えっ、あ、髪?うん別にいいけど…」
「ンハッ!ラッキー!」
「(水町くんに会いたくてなんとなく、とか恥ずかしくて言えない…)」
水町くん