「いやーこいつどんだけ貶すんだっていっつも涙目だったわ」
「じゃあなんでもっとはやく言わなかったの…!」
「だってよォ…お前俺のこと昔は“和一くん”って呼んでたじゃねーかよ」
「えっ…あ、そう、だっけ」
「おぉ…だからお前が和一くんって呼ぶまで忘れたフリしようと思って」
「やっぱり馬鹿!」