外からの朝の日差しとマメパト達の声で目が覚めた。大きく伸びをするトウコ。

「んっと。早く起きすぎたかな……!?」

隣には上半身裸のNが眠っていた。トウコは少し服がはだけていた。

「き、昨日……いや、してないし!」

記憶では行為に至って無いが、今の恰好を見たら、その記憶すら怪しく思えた。

「……んっ、トウコ?」
「ハイッ?(こ、声裏返ちゃった。)」
「おはよ、久々に一緒に寝たね。」
「う、うん。じゃ、じゃなくて!この恰好は、な、な、なんで!?」
「え?昨日、言ってたじゃん。」
「は!?」
「トウコをギューしながら寝ていい?って聞いたら良いよって。」
「返事してない!しかもなんで半裸!?」
「裸で抱き合いたいって言ったんだ。トウコは眠ってたけど、Nだけなら良いよって表情が語ってたから、半裸になったよ。」
「独断かよ!じゃあ、心なしかあたしの服がはだけてんのはなんで!?」
「触りたかったんだ。でも、我慢してめくるだけにしたよ。」

「馬鹿やろぉぉおおおおお!?」
「うぐっ!?」

トウコの手刀がNの脳天に直撃した。



「コホン……。トウコ、指輪外してもらえるかな?」

半裸のままのNがベッド上で正座しながら言った。

「え……。怒っちゃった?」
「ほら、いいからいいから。」
「う、うん。」

そっとトウコの指から指輪を外し、Nは床に畳んで置いてある服のポケットから何かを取り出した。

「まさか、また指輪?」
「いや、また旅に出るかもしれないかなって思って指輪を首から下げれるようにチェーンを持ってきたんだ。」
「チェーン?」
「ボール投げる時に邪魔にならない?」

たしかに言われてみれば、指輪を着けてるトレーナーはあまり見かけない。

「元気にボールを投げるトウコ(※とくに尻のライン)が好きなんだ。」
「あ、ありがとう。」

何か不の感情を感じたが、純粋に嬉しかった。



「もう一眠りする、N?」
「うん。」

二人で再び布団に潜ると、トウコがうつ向きかげんに何か呟いた。

「……なら、良いよ。」
「ん?」

「家にママもトウヤも居ない日なら………裸でも良い。」


Nさんの鼻から赤いハイドロポンプが発動した。

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久々にいちゃこらを書いた気分です。トウコちゃんのBW2の新衣装では首に輝く指輪があります、嘘です。ちなみに管理人はバレンタインデー付近は教習に明け暮れてました^p^


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