※神父→阿修羅←破壊神夢主な感じ。神父と破壊神夢主は阿修羅溺愛です


「阿修羅に近付かないでくれるかな?エセ神父。かっこよくて可愛くて、どうしようもなく守りたくなる私の幼馴染みが汚れる」


「奇遇ですね。僕も同じことを貴女に言おうと思ってましたよ。今すぐ鬼神様から離れなさい。乱暴で粗悪な貴女と居ると鬼神様が穢れる」


「乱暴は認めるが粗悪じゃないわ。むしろ、腹の中真っ黒な神父の方が醜悪じゃないの?」


「醜悪?いいえ。僕は鬼神様を崇拝しているのですよ?純粋な信仰心です。それを醜悪とは……美学も何もない単細胞みたいな頭ですね」


「言うわねぇ?……………………壊すわよ?」


「怖い、怖い。やはり破壊神は暴力に訴えるしか出来ませんか?」


「暴力じゃないわ。全ては無から生まれたのだから有を無にすることは神聖なことよ?」


「残念ながら、僕が信仰するのは鬼神様だけですので。神聖なことと言われても、そんなの信仰する気にもなれません」


「誰があんたに信仰して欲しいなんて言ったの?言ってないわよね?この破壊の美学と阿修羅の心を理解出来るのは私だけで十分よ。このトンスラ帽子」


「貴女はよほど胴から首を離したいみたいですね。手伝いましょうか?この年増」


「……私、まだ二十代なんだけど?」


「嘘はいけませんよ?この三十路」


「私はまだ二十六だっ!あぁ、もうやっぱりお前とは合わない!阿修羅、ごめんね、どうしてもっと早くこんな外見と中身が違う男を壊しておかなかったんだろう!今から壊すから、安心してね!」


「先に壊れるのは貴女かもしれませんよ?破壊神。鬼神様、こんな乱暴者の傍にいてはいけません!貴方が穢れる前に、処刑するので待っていてくださいね!」




「…………………」





磁石のSとN







……とりあえず、俺を挟んで喧嘩は止めて欲しいんだが……。








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