幽霊が見える女の子
................

「急に走ったりとかしてごめんなさい…。あの、しつこかったから…」

彼女の言葉に背中が冷える。無意識に「え…俺が?」と呟いていた。

「あのいやちがくてっ…あぁぁもう!」

突然そう叫ぶと、彼女はおもむろに素肌を覆っていた長い手袋を取り去って、俺の手を握ってきた。

「ちょ、…っ!?え!?」

びっくりして辺りを見回した俺は愕然として体の動きを全停止した。

突然、見えるものが360゜変わっていた。




111123 01:36
(0)



人気急上昇中のBL小説
BL小説 BLove
- ナノ -