そう、何度でも――お願い! 姫にそう手を合わせられ、渋々俺は頷く。綺麗な黒髪に指を絡ませると、彼女は満足そうに笑った。 「でも俺、やり方知らねー」 「大丈夫でしょ、銀時は器用だからね」 市販で買ってきた髪染めで、自分の髪を染めて欲しいのだと言う。今のままでも十分に綺麗なのに、と俺は少々勿体無い気もしたが。 「こんなんでいーわけ?」 「わわ、ばっちりだよ!」 俺はふーと息を吐き出すと、風呂場の壁にもたれ掛かった。まさかたかが髪染めにこんなにも疲労するなんて。 しかし姫がとても嬉しそうに笑うから、俺も少しだけ心が弾む。 「ねえ、銀時」 「んん?」 彼女に肌をつつかれて俺は振り返った。ふわりと香る、シャンプーのいい臭い。風呂場の蒸気に姫の顔は火照っていた。 そして何より。汚れるからと言って薄着をした姫に、ムラっとする。所々濡れていたそれは、姫の肌色を薄く浮き上がらせていた。 「あ、やべ。今ムラムラしてんだけど」 「え、ちょ…ぎ、銀時っ!?」 「アフターサービスのお時間でーす」 俺は浴槽のお湯を汲むと、姫の上半身にバシャッと掛けた。きゃ、と彼女は小さく悲鳴を上げ慌てて胸元を隠す。 「銀時の馬鹿!透けちゃうよ」 「はっはん、上等。」 ニヤリと口角を上げて笑えば、姫はぶるっと身震いをした。 俺は胸元を押さえ続ける彼女の手を払い除けると、服の下から浮き上がった胸の突起をいじくり始める。そしてもう片方の手で胸を揉みしだいた。それと共に、段々と硬くなっていく胸の突起。 「んっ…ん、ふぅ…!」 「相変わらず、姫の感度は最高だよな」 「…あっ!や、め…」 感じてんだろ? 栗色に変わった彼女の髪にさらりと触れると、姫は顔を真っ赤にして俯いた。耳まで熱くなっていて、…可愛すぎる! 「下、もう濡れてんだろ」 肌に張り付くように密着した衣服。それを脱がすのがもどかしくて、俺はスカートの中に潜らせた手で、下着の上から姫の秘部に触れた。 「うわ、ぐっちょぐちょ」 もう欲しいんじゃね? 「…ち、が……っ!」 より顔を赤らめて、姫は俺の胸板を押し返した。その小さな反抗に俺は益々掻き乱されて。 彼女のそこに、顔を埋めた。そして濡れきった肌を優しく撫で上げる。 「ひ、あ…!」 「ここ、緩んでるぜ?」 そのまま秘部に顔を近付けると、俺は先走りした液体を舐め取った。敏感な彼女の肌に、俺の舌が巻き付いて。 滑らかに滑る肌の上を、少しだけざらついた舌が這い回る。 「ぎ、んと…!」 「んー?」 「銀、時……っ」 そうだ、何度でも俺を呼べばいい。俺を感じていればいい。そうやって恥ずかしそうに視線を逸らす姫が、俺は大好きなんだから。 「姫、好きだ。」 「…私も、だよ?」 彼女が俺を呼ぶ限り、彼女が俺を愛する限り、何度だって確かめ合ってやるのだ。そうして達した彼女を力尽きるまで抱き締めて、俺は至上の笑みを浮かべた。 ←back |