貴方が長期任務に行くと言ってからどれくらいの月日がすぎただろうか…――――。
任務に行く前に貴方はあたしに言いました…―――
「素直だよ」…――――
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最初は全く受けいれようとしなかった私の身体も今では、あぁあの時からもういないんだね…―。と、しっかりと理解している、寧ろウ゛ァリアーの中では1番というくらいに……――。
あの日、独立暗殺部隊ウ゛ァリアーであるマーモンは任務先にて殺された………――――。
いつもの任務であれば楽勝なはずなのに…今回ばかりは非常に難しいものだったらしい。
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「ねぇ、マーモン」
「なんだい?」
「今回の任務、難しいって聞くけどほんとに行っちゃうの?」
「全ては報酬のためさ」
「またまた報酬ってさ…、だけどさ、絶対に死んじゃ…ダメだよ…。」
何言ってるんだろう……――
マーモンがそう簡単に死ぬはずなんてないってわかっているはずなのに、今日ばかりは何故か胸騒ぎがした。
「浮かない顔して、名前には正反対な言葉だよ。」
「だって…―」
「それとも僕に行ってほしくないのかい?」
図星だ……――。
とめてたとしても行くけどね、とどっちみち行くという結論は同じであることくらいわかっている。
「そ、そんなわけないじゃない!」
違う……―――
こんなことを言いたいわけじゃないけど、私の口は言いたいことと反対のことを滑らしてしまう。
「やっぱり名前は素直だね」
「……。」
何を思ったのか彼は私と正反対のその言葉を残して彼は任務に行ってしまった。
彼は私に「素直」という言葉を最後に、それっきり彼と対話するときがくることはなかった…――。
素直になりたい、ほんとのことを言いたい気持ちでいっぱいなのに……―――
言えなくてごめん、
すごく大好き…―――
( 素直じゃない )
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