「ん、んー?」
任務から帰るときに、殺し損ねた敵にきられて木陰で寝ちゃったんだった。んー...でも葉の緑や枝の茶色がみえない。白一色の部屋...何だろう?
まだかすんでいた自分の目をこすり、起き上った。この気持ちの良いベッドは…?
「え!?ベッド!?」
思わず声にだしてしまった。木陰で寝ていたはずなのに、いつのまにかベッドって...。何が何だかわかんなくなって頭が回らなくなってきた。
どこだろう、なんだかすごい大きな部屋にあたしはいる。置いてある家具とかも高そうだし、あたしには不釣り合いなところ...。
というか、起きたときからなんだか身体のほうが、スースーするのはどうしてだろう?
「っ!!!!!!!!」
まてまてまて!!!!!ベッドの毛布の中をみてみたら、裸だったという...何この結果。
あたしに何があったの、そっ、そしてココは一体どこなの!?
自分の着ていた服を布団の中から見渡し探すが、見つかる様子もない。
どうしよう……。
ガチャッ
「?!」
「目、覚ましたんですかー」
「だ、誰…?!」
入り口のドアが開き、男の声が聞こえた。一体ここはどこであたしはどうしたの?
( 危険区域に突入 )