やっぱり、ミーには無理なんですかねー……――――。
名前はわからずとも確実にベル先輩のほうに想いは向いているだろうし、薄々気付いてましたがベル先輩は最初から一目惚れそうだったし……―――
ミーはどうすればいいんですか…――?
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空気を読んであの部屋からでてきたもののミーはどこに向かえばいいのかわからなくなった。
はぁ、と性に合わない溜息をつき自室にもどることにした。
もちろんミーは名前が幸せになってくれればそれで嬉しいんですけど、こんなにもミーが名前のことを好いていて、だけど名前が好きなのはきっとベル先輩だからミーは何をどうしてあげればいいのかわからなくなってるんですー…
正直…――
辛いです………――――
コンコン
「はい」
「カエル、入っていいか?」
げっ、今一番みたくもない人からの訪問願い出だった。結果的に断っても断ることが出来ないので承諾した。
「あのさ…、」
しばらく沈黙が続いたが最初に開口したのはベル先輩だった。
「話があるんだけど」
なんとなく予想はついているけれど、その続きを話されるまで、ベル先輩の口が次開くまで、ミーは黙っていることにした
( 君が笑ってくれれば )