ガラッ。












長い髪の毛先から、雫がポタポタと流れ落ちる。






あたしは今夜行われる花火のために、先にお風呂に入った。それにしても…




「自室のシャワーでよかったのに、なんで大浴場なんだろう…」




レヴィ電撃隊の女幹部の人に、少し強引に訳を聞かされることもなく、大浴場に連れてこられてこの結果だ。


かわりと言えるかは別として、浴衣を用意してくれたみたいで、浴衣を持っていないあたしは非常に助かった。




















けれど…








「(し、しししし、下着がない!!!!)」






若干、某王子の笑い方になったけれどそんなことはおいといて…


下着がないとはどういうことだ!!!






あたしはまだ少し濡れている身体にタオルを巻き、大浴場近くの女幹部部屋に行ってみたはいいものの、誰もいない。


誰もいないところにこんな状態で居座っても意味がないため、大浴場に戻り、仕方がなく素肌にそのまま浴衣を着た。





どこかで聞いたことがあるけれど…、
昔の人は寝るときを主に、浴衣を着用していたらしいが、その下は何も身につけずに浴衣を着用していたとのこと…


そういう人が今現在もいるかもしれない!と信じ、あたしはそのまま浴衣をきてみんなのいる庭に向かった










***










「みんな〜、準備できたわよ〜!」
「暑い中、花火をやるとしたらやっぱり酒とつまみがつきものだなぁ」
「フンッ、カスが」
「それにしてもみんな浴衣似合ってるわ〜!それで、名前ちゃんはまだかしら??」
「ししっ、今頃こっち向かってるんじゃね??」
「楽しみですねー、色々と」



















( さぁ!始めましょう! )


お●ちゃんのことなんかryの
知恵が少しはいってます(^^)
まああの子は意図的ですが…



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