「(なんだこれ)」




任務から帰ってきた俺は談話室に戻ってみるとテーブルの上に一冊のノートが置かれていた


開いてみると日付とちょっとした文章が書かれていた




『●月×日
今日からウ゛ァリアーでメイド兼幹部として働くことになった。色々と個性をもった人達の集まりでやっていけるか不安』




どうやら名前の日記らしい。
ししっ、なんかおもしれぇし続き読んじゃおっと




『●月△日
ボスの部屋を探し回った。ウ゛ァリアー邸、広い。とりあえず広い。ボスの威圧感ハンパないけど優しい人だと思う。ルッスーリアさんは頼りになりそうだしベルさんとフランさんとスクアーロさんはイケメンだと思う』




カエルとスクアーロもかよ、と自分の中でツッコミをいれた。
でもちょっと嬉しくなってる自分がいる、ししっ変な俺。




『●月●日
目覚めたらベルの顔が近くてびっくり、聞けば4時間寝ていたあたしって一体…』




あんときはほんと変なタイミングで起きやがって。
ししっ、まぁまた機会があると信じるよだって俺王子だもん




『●月▲日
今日は草抜きをした。フランが手伝ってくれた、意外に優しいのかもっつ思ったけど……変』



何故かこの日の日記は『変』で止まっていて続きが鉛筆でシャシャッと汚くなっていて少し気になった




『◎月●日
ベルと喧嘩した。』




何アイツ。この日はこんだけかよっと内心思ったが名前の性格上しょうがないかなとも思った。
だって名前のやつ、王子に似てるのか気分屋だしね、ししっ。




『◎月×日
ベルが素直に謝ってきてびっくりした、けど仲直りできたからよかった。それにしてもときめいたなんて口が裂けても言えない』




ししっ、王子今すんげー上機嫌なんだけど。






俺は日記を元の場所に戻し自室に戻った。


名前、日記をみる限り、王子にちょっとは気があんじゃん。だけど俺の気持ちは気付いてないだろうな、何てったって鈍感少女だからね、ししっ。あの糞ガエルも少しずつ攻めてるみてぇだし、王子も負けてらんねぇな。




( 喜怒哀楽だいありー )





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