今日はラッキーなことに、ミーだけ任務が入ってなくて休みなんですー




そういえば…あの可愛い幹部兼メイドには
まだ任務が入ってないはずでしたよねー




ミーは自然と足が動いていたのか、名前の部屋の扉の前にきていた。名前は何をしてるんでしょうねー今




「入りますよー、って…」


部屋には名前の姿が見当たらない。バルコニーへの窓が開いたのでミーはバルコニーにでてみたが、そこにも

の姿がない




「何処にいったんですかねー」



バルコニーから庭を見下ろしてみると屈んでいる名前をみつけた。どうやら草抜きをしているようだった。

名前のやりそうなことですねー、ほんとにー


ミーはバルコニーから静かに、気づかれないよう飛びおりた




「ミーも手伝いますよー?」




ミーは背後に屈み込んで声をかけたら、吃驚したのか名前は肩をビクッとさせ振り向いた




「びっくりしたー、任務休みなの??」
「ミーだけ休みなんですー」
「いいなぁ、みんな任務もらえて…あたし、まだボスから与えられてないよ。与えられるのはメイドがやるような仕事ばっかだし...」
「名前はメイドじゃないですかー」
「まぁそうだけど、戦ったりもしたいんだよね、身体鈍っちゃうのもあるし...」




任務が与えられない名前は、なんだか寂しそうに話していた




「こういう掃除とかも試練と受け取って一生懸命取り組んでいけば、すぐボスも任務を与えてくれますよー」
「そっか、そうだよね。ありがとうフラン!なんか元気でてきた!」




名前はミーに元気いっぱいの笑顔でお礼を言ってきた。だからその笑顔反則ですってばー




「そうやってほいほい可愛い笑顔で接すると、そのうち襲われちゃいますよー??」




「か、可愛くなんてないです!それにお、襲われるなんて?!」



照れたり、恥ずかしかったりで名前は顔を赤く染める。




「そうですかー?とくにあの変態堕王子とか注意ですよー」
「……。」
「もしかしてもう襲われちゃいましたかー??」
「だ、大丈夫大丈夫!触られたりキスされたりとか何にもされてないよ!あたし!」
「誰も襲われたを触られたりとかキスされたりとかなんて言ってませんよー。名前って意外と変態キャラだったりするんですねー。ミーとヤりやすいタイプじゃないですかー」
「なっ!!変態キャラなんかじゃない!!それにフランとなんて…!」
「なんて、なんですかー?」




熱くなった名前は途中で言葉を詰まらせたため、ミーは意地悪してしまいましたー




「な、なんでもない!!あたし、汗かいちゃったしシャワー浴びてくる!!」




たくさんの草が入った袋を持ち、名前は行ってしまった。


今日は、名前とたくさん話せてミーは幸せでしたー


それにしてもあの堕王子に先を越された気がして悔しいですねー…


でもまさか名前が変態キャラとはびっくりしましたー。名前とヤる日も遠くはないかもですねー








((あんなカッコイイ、整った顔の持ち主にあんな変態ワードを言われたら...ってあたし変態キャラじゃんか!!なんかここきてから調子狂ってばっかだ...))




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