◆白尾、弁天、水零、野零、琅扞


水「それにしてもクロったらおっそいねぇ…。」

白「まあまあ。クロは責任のある立場なんだから、のんびり待ってあげようじゃないか。」

野「そうだぞ水零、クロとは住む世界も違う故一年に一度のこの会合でしか会えんのだ、心をもう少し広く持てばどうだ。」

水「うるっさいねジジィ!一年に一度きりだからこそ余計イライラするんじゃないかい!ほら、弁もこのうるさいジジイに何とか言っとくれよ!」

弁「儂ゃ上物の酒が呑めれば万々歳じゃて。」

水「チッ…この飲んだくれジジイ!!!」



琅「やあすまない、遅くなってしまった……皆相変わらず元気そうで嬉しいよ。」

水「クロ!えらく遅いご登場じゃないか、ええ??あたしを待たせたんだ、何か上等な手土産がなきゃ承知しないよ!!」

弁「気にするなよクロ、こやつは早く昔馴染みの元気な顔を拝みたかっただけじゃて。」

琅「はは、承知しているさ。…ほら水零、君のお眼鏡にかなうかは分からないがうちの腕利きの医者が調合した身体に害の殆どない煙草だそうだ。これを機に自分の身体を大事にしてはどうかな?」

水「腕利きの医者…?ああ、山羊角のガキかい。生意気な小童が調合した煙草か…期待はしないがまあ貰っておいてやるかねぇ。」

琅「シロも弁も野零も変わりなく元気そうで何よりだ。…そしてこの森も、眼下の町も昨年と変わらず美しい。君たちがよくよく守り慈しんでいるからだろうね。」

弁「…ふむ、では来年はクロの世界で会合を開くとするかの。」

琅「!?」

白「いいねえ弁天!私達もクロの造った世界を一目見たいものねえ!」

琅「シロまで何を言い出すんだい?…参ったな…。」

野「お前達、まだ今年の会合も始まっておらぬのに来年の話とは気が早すぎるのではないか?さあ、そろそろ始めぬと
水零の機嫌がまた悪くなるぞ。」

琅「ははは、失礼。では始めようとしようじゃないか、今年の神無月の会合を。」



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これ10月中に書いた話だから今11月とか許してほしいっすな…

琅扞は同期にクロってよばれてるよ!
11/03 15:35

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