◆六十、氷扇


〜バイト先・氷扇の喫茶店〜

六「(イライライライラ…)」

氷「…六十、何か嫌なことでもあったのか?」

六「いや、別にそんな訳じゃ…、…今日はいやにカップルが多いなと思って…ちょっと引いてるだけです。」


氷「(俺にはどうも羨ましがってるようにしか見えないんだがな…)

…そうだ、用事を思い出したぞ。
慶にケーキを頼まれてたんだが…あいにく今俺は手が離せなくてな。代わりに六十、お前が届けてやってくれ。」

六「えっ?え、慶さんがケーキ?なんでまた…届けるもなにも、バイト上がったら持って帰りますよ?」

氷「急ぎなんだ。…なんなら今届けるついでに上がってくれてもいいぞ。」

六「…!ありがとうございますっ氷扇さん!!じゃぁ俺、届けて来ますね!!お疲れ様っした!!」

氷「はいよ。慶に宜しく言っといてくれな。
…良いクリスマスを。」


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12/25 19:31

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