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Sundayアフタヌーン




「うへへへへ」
「ちょ、きもちわるい」
「ひどい佐助、愛しの彼女に」
「自分で言っちゃダメだろ」


日曜日の昼間、佐助をソファにして私は読書を楽しんでいた。佐助イスはすわり心地がいい。決して佐助の上に座ってるわけではない。ちなみに佐助は私のイスになりながら、腕を上に上げて雑誌を読んでいる。さっきから腕を伸ばしたり曲げたりしてるのは、多分上げ続けることに限界がきたから。うっへっへ、明日筋肉痛になればいいさ。


「嫌なこと考えただろ」
「え、なんで分かるの」
「悪い笑い方してたから。もー、俺様腕疲れた」
「男でしょ。この本読み終わるまで我慢してよ」
「やだ。はい、こうたーい」


私の後ろから佐助が移動する。もう、と呟いてさっきまで佐助が凭れていたベッドに寄りかかった。膝を曲げてもう一度読書を再開しようとしたら、足首を掴まれて足を伸ばされた。ちょ、何すんだ。


「なにゆえ」
「交代だっつったでしょ」


伸ばされた足の上に佐助の頭が乗る。所謂、膝枕ってやつだ。あー、これは私の足が痺れるパターンではないか。止めだ止め。膝枕なんかやだー。佐助の頭の下から足をはずしたら、ゴンッと鈍い音がした。やべっやっちゃった。


「いっ!ちょっと!膝枕は!?」
「やだ。痺れるもん」
「……俺様は、腕疲れたのに」
「いいじゃんいいじゃん」


寝転がったままの佐助の横に移動して、私も一緒に寝転がる。えへへー、と佐助を見て笑ったら、困ったような顔で笑われた。その後にぽんぽんと頭を撫でられる。


「仕方ないなぁ」
「へへ、佐助すき」
「うん。俺様も、名前すき」





Sundayアフタヌーン
(このまま寝ちゃおっか)
(夜バイトだろ?俺様起こさないよ?)



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