lazy boy | ナノ
まさかの事実発覚




「俺ほんとなんで文官なんかになったんだろう。どっちかってーと武官のほうが向いてたと思うんだ。ねえ、どうだろう清雅」
「は、知りませんよそんなこと。俺に聞かないでくださいうっとうしい」
「酷いや、俺とお前の仲じゃないか」
「どんな仲ですか。口より手を動かしてください長官にチクリますよ」
「………ふんっ、清雅のチクリ魔ー」


「え、副官は武官になりたかったんですか?」
「あれ新人ちゃん、頼んでた書物、持って来てくれた?」
「はい、これですよね」
「うん、そうそう。仕事がはやくて関心関心」
「ありがとうございます。……、で、副官は武官になりたかったんですか?」
「あぁ、いや、言ってみただけ。でもま、頭使うより体動かしてるほうが好きかね」
「へ〜」
「あ、じゃあ俺はこの書簡の山、長官に出したら帰るから、あとよろしく〜」



「お前、それほど副官は強くないと思ってるだろう」
「え、思ってるけど……、何よ」
「藍将軍には普通に勝てるだろうな」
「……はぁ!?藍将軍に!?」
「両軍から誘われてたらしいな。それ以上は自分で調べろ」



片鱗
(ら、藍将軍!)
(どうしたんだい秀麗殿)





 


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