lazy boy | ナノ
腐れ縁だから遠慮はなし

「煌綺、秀麗殿に会ったんだって?」
「ふは?……、はっはほ、ほほいほいほはへ!?ごほっげほっ」
「饅頭食い終わってから話せ!行儀悪い!」
「まあまあ絳攸、怒らない。ほら、煌綺、お茶」
「ぐふっ、……、ぷはっ、死ぬかと思った」
「おいしいだろう、秀麗殿が作ったんだよ」
「へえ、新人ちゃんが作ったの」
「そうだよ。なかなかおいしいだろう」
「顔も胸も中の中だけど、料理と頭だけは抜きん出てるみたいだね」
「煌綺副官、前半は余計です」
「どうしたんだ秀麗」
「煌綺副官に判もらいに来たんです」
「いつが期限のやつ?」
「六日後です」
「じゃあ、俺の机の左から三番目の山に置いておいて」
「まだ昔と同じ方法で仕事してるのかい?」
「お前、あれはやめろって言っただろ!体壊しても俺は知らんからな!」
「副官、あの書類の山はなんなんですか?」
「俺のとこに来た書類を全部期限別に分けて、期限の前日に一気に全部終わらせんの」
「はぁ!?なんでそんなことをっ」
「極力仕事したくないの、俺」
「秀麗殿、こいつは昔からこうなんだ」
「そうだ秀麗。お前とこいつは別人だ。真面目で努力家なお前にこいつの思考は理解できん。ちなみに俺も理解不可能だ」
「ひどいなあ絳攸、俺とお前の仲じゃないか」
「うるさい!もうお前は御史台に戻れ!秀麗!こいつを連れて帰ってくれ!!」
「絳攸の恥ずかしがり屋さんめ!あーあー仕事してやりますよっ!べーっ」
「すまないけど秀麗殿、煌綺を頼むよ」
「は、はぁ」

駄々っ子

(あの量を貯めるなんて、私にはできない)





 


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