赤レース羽の小鳥/あとがき赤レース羽の小鳥、通称赤レース完結です。ちょっと過去を振り返りながらあとがき、そして解説していきたいと思います^^
▽題名の由来
本作品のテーマカラーが赤だった事から赤を付けたという単純な理由ですね(笑) 他にもうひとつ理由がありまして、接頭につく「赤」には「全くの、明らかな」という意味があるそうで(例:赤裸々など)メルカの真実が全て明らかになる、という意味で赤を入れました。レース羽、小鳥、ですが、レースは弱々しさ、小鳥は未熟さを示していたりします^^ 「弱い少女の真実」と、いう意味を込めて付けました。
▽テーマについて
「生きる事の真実」……スケールが大きいですね(苦笑) ポケモンという作品には沢山の命が描かれていますし、私自身、生きる活力というか…「生」という何かを表したくて、がむしゃらにやってきました… 作中の通り、メルカは本来なら命を落としていた存在です。だから、そんな儚い存在が一生懸命生きている事、生きる事の素晴らしさを皆さんにお伝えしたかったのです。……ちょっと照れます…//
▽主人公について
フタバタウンに住む、ちょっとせっかちな幼馴染みを持つ普通の女の子。しかしギラティナが関わる重大な秘密を持っている、という意外性を兼ね備えた本作品の主人公・メルカ。年齢は小学六年生〜中学一年生のあたりです。本当にごく普通の、大人しくて、バトルが大好き、ジュンにはどうしてかあまり素直になれない感じ、の年相応の子を描いたつもりです。旅を続け、身心共に成長していく描写もありました、はい、あったつもりです(苦笑) 自分の秘密については少しだけ吹っ切れてない部分もありますが、殆どは受け入れました。「真実」を「悲しい」と受け取らず、寧ろ「嬉しい。生きてて嬉しい」と感じたのではないでしょうか。だからギラティナには感謝してもしつくせないような恩を感じていると思います。
▽パーティについて
かなり個性を出した感があります← どんな特徴があったか今一度おさらいします、私が。
エンペルト:ツンデレなエンペルトでした。特に旅の初めはツンツンしてましたね^^; かなり手を焼く子でした。それでもメルカの一番のパートナーはエンペルトだし、エンペルトもメルカが大好きなんだと思います^^(性別は♀)
レントラー:この子の個性が書き足りなくて悔しい!(笑)真面目で人一倍忠誠心強い、ちょっと天然入った子なんです!← でも敢えて描写しなかった方が個性として成り立ったかも……(性別は♂)
フワライド:いつもふわー、としていて能天気な子です。誰とでも仲良くなれるし、社交的。だけど何処か抜けている。そんなフワライドさん^^ 素直でゆるゆるーっとしたパーティの癒し担当です´`(性別は♀)
チェリム:可愛い外見とは裏腹に狂暴で短気で負けず嫌いな不良チェリムくん(笑) 兄貴分なところがあったりなかったり。エンペルトとはケンカ友達です^^ (性別は♂)
サーナイト:メルカのお母さんポジション。野菜嫌いなメルカに念力で野菜食べさせたり、作中にはないですがテレパシーで「洗濯したの?」「ちゃんと片付けたの?」と口煩く言ってます^^ 決して甘い母親じゃありません←(性別は♀)
ルカリオ:卵から還った一番末っ子です。何だかんだでチェリムを尊敬してそう。泣き虫で甘えん坊なのはルカリオになっても健在。リオルの時にメルカに不信感を抱く所が、書いてて辛かった…← 現在はきちんとメルカもルカリオも信頼しあってますのでご心配なく!(性別は♂)
▽さいごに
というわけで長かった連載も(あとがきも)幕を閉じます。シンオウでのメルカの旅、葛藤、喜び、悲しみ、その他沢山の事にお付き合い下さいました皆さん。どうかこの作品が皆さんの心の隅に残っていますように。何か少しでも感じられることがありましたように。そして読んで良かったと思って頂けますように。
赤レース羽の小鳥、完結。
10.06.01~10.11
10.11~11.06.10 修正
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光の旋律/kalafina
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