短編 | ナノ
「……はぁ」

ただの部下だった。
その部下に欲情してしまった。

自分の行動にあり得ないと思いながらも、なまえの体を忘れられない。
またあのなまえを見たい。いつからこんなことばっかり考えているんだろう。

彼女が欲しい。
体だけじゃなく全部がほしい。
なまえに痛みを与え、体を弄べて、快感を覚えさせ、好きに出来る。それが出来るのは僕だけがいい。

「雲雀さん、失礼します」

ぎこちない声が聞こえる。
いつ振りだろうか、こんなに高揚しているのは。

今、この瞬間からなまえを僕のものにする。もう止められない。
君がもの欲しそうな目を僕に向けてくるのが全部悪いんだ。









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