大江山についてA
2013/03/10 02:52

妖刀についてですが、まず妖刀といわれるものの私なりの定義を言うと、
・多くの命を奪ったもの
・(持ち主などの)怨念が宿ったもの
・素材に妖力の宿るものを使ったもの
に分けられます。
このうち、大江山で作られているのは3つ目に該当します。
大江山で作られる妖刀は鬼刀(仮称)といいます。
鬼刀の特徴は、前述の通り大江山でしか採れない特殊な金属を使用していることです。
その金属は人間にとってはとても有害なもので、到底扱える代物ではありません。
鬼は金属に対する耐性があるので、自由に扱う事が出来ます。
これが鬼が大江山に住み着いて鬼刀を作るようになった理由です。

その金属を使用した妖刀は大きな破壊力と耐久力を持ち合わせています。ですが、妖力がある程度ある者にしか使うことはできません。何故かというと、鬼達は金属の害を軽減する技術を持ちますが、完全になくす事は出来ません。
使い手が妖力を持っていれば害は相殺することが出来ますが、妖力を持たなければ段々と刀に侵食され、最終的に刀に乗っ取られて狂ってしまうからです。

また刀の他にも、槍や弓、鎌など様々な武器も作られています。
例えば、煉瓦の槍は大元を辿れば大江山で作られたものです。

何故大江山が妖刀を始めとする武器の産地になったのかは平安時代まで遡ります。
が、気力が無くなってきたのでその事についてはまた今度語ろうかと思います。

お付き合い頂きありがとうございました。



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