「お前さ、俺をどうしたいの?」って仰向けの岩淵の顔の両脇に手をついて聞く近藤さん<おそいうけ
意を決して、ひっくり返して馬乗りになるも、改めて緊張して固まる岩淵
固まってる岩淵に、「それで?」って下から挑発する近藤さん
「やんないわけ?」
意地の悪い、好戦的ななんともいえない表情で挑発
「…何が怖いの?」って、震えてる岩淵の腕にそっと触る近藤さん
「怖いっていうか、本当に良いんですか?」と触られた手に触れながら改めて聞く岩淵
「(ため息)お前ね、今更それ聞く?」
「てかさ、よくないって言ったらどうすんの。やめんの?」
「やめんの?」って咎めるように言いながら首にそっと腕を回す近藤さんの上級テク
「お前さー、そんな遠慮とかしなくても良いのに。こっちだって覚悟決めてんだから」
「嫌だったり、痛かったりしたら言って下さい」
手をかける。
触れてみて、ようやく気付いた。近藤の方だって緊張しているし、心拍も早い。緊張しているのが自分だけじゃないと知って、ようやく岩淵は、表情を少し緩めた。
不意に髪を引っ張られた。
「…何にやけてんの。」
「あ、いや。嬉しい、です」
素直な言葉を口にしたら、近藤は真っ赤な顔を隠すように顔を逸らした。
見える耳や耳の裏、うなじは真っ赤で、首筋に触れる頬は熱を持って、でも背中と肩にまわされた指先は白く色を無くしてちょっと冷たくて…な近藤さんに気づいて、「この人からこんな風に誘わせるとか俺は馬鹿か?」って
「嫌な時は嫌って言うし、お前の好きにして良いから。な?」
震える唇に噛み付くようにキスをした。



史さんありがとうございました!



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