ハタカタ
前回とは違うパターン。これなんてBL^^

片山は高校も一緒のところに行こうと思って推薦受けたのに、畑の方が片山の知らぬ間に違うところを受けてたってのもあり。
畑も本当は一緒のところに行きたかったけど、片山に対する友情とはちょっと違うような感情に気付いて、これ以上その想いが膨らむのを避ける為に違うところに行った、みたいな。
「なんで推薦蹴ったんや」
「こっちの方が条件が良かったからや」
「ちゃうやろ。オレがおるからやろ」
「はあ?自分、自惚れとんのとちゃう?」
「オレとサッカーやりたくなかったんやろ。やったらそう言えばええやん」
「カタ、そういうんちゃうて」
「もうええ!おまえの面なんか二度と見たない!」
「カタ!」
「オレはおまえとサッカーやりたかったんに!」

で、卒業式の前日くらいに喧嘩別れみたくなって、卒業式でも畑は片山から無視をくらい、仲直りも出来ぬまま、高校へ入学。
お互い家も近いのに三年間全く顔を合わせることなく過ごす。

試合とかであたっても片山は最初の挨拶も最後の挨拶も目を合わせてくれないうえに、終わったらすぐに控え室に引っ込んでしまうので畑には話すタイミングが与えられない。畑は避けられて当然だと思ってるけど、やっぱりショックで仕方がなくて、げんなりしてる。畑はかなり繊細そうだ。
片山は片山で、畑に会いたくないから全力で避けてる。もはや完全防御。本当は話したいんだけど、会ったら今まで溜めてた気持ちとか爆発しそうで怖かったから避けちゃう。片山も図太そうにみえて結構繊細だったりしたら悶えますわたしが。

片山は優勝したけど、畑は準決勝の前とかで敗れてて、片山は大阪からスカウトが来て地元だし当然そこへ。畑が来る可能性も考えたけど、高校自体成績残してないしないか、みたいな。安易すぎる^^
サッカーのスカウトとかって野球の指名みたいに、公表とかされないのかな?どうなんだろ。もう少し調べよう。

(とりあえず、公表とかされないとして進みます)

顔合わせで見慣れた姿を見つけて、片山は一瞬びっくりした顔をしたあと全力で嫌な顔をします。
畑はなんとなく片山がいるのわかってて、来ないと思っていたスカウトが来て、二つ返事で受けて、顔合わせの日を心待ちにしてたから、会えて破顔。その後、嫌な顔をされて落胆。練習が始まって気を取り直して話し掛けるもシカトされる。その後も声を掛けても、全部スルーされちゃう。

そんなことが一週間続いて、ついにキレた畑が練習後無理矢理片山の寮の部屋に押しかける。
「なんやおまえ!」
「こっちのセリフや!なんでそんな避けるん!」
「っ別に避けてへん!」
「避けとるやろ!ええ加減にせえよ!同じチームやろ!」
「なんなん、オレと一緒にやりたくなかったんちゃうん?オレがここに入ることくらい予想出来たやろ。なのになんで入ってん」
「だからオレは」
「嬉しそうにニコニコしながら話し掛けて来よるし、無視したらめっちゃ落胆しとるし。オレのこと嫌いかったんちゃうん?だから高校違うとこ行ったんやろ」
「少しはオレの話しを聞けや!」
「おまえの話しなんか聞きたない!早よお出てけや!」
「オレかて高校で一緒にプレーしたかったわ!」
この一言で畑を押し出そうとしてた片山の手が止まり、大人しくなる。
片山はずっと畑が自分とサッカーしたくなくて違う高校選んだと思ってて、この一言でわけわかんなくなっちゃってる。
でも、畑の顔みたら疑う余地もなくて、今度はなんで違う高校選んだのかって疑問がふつふつと湧いてきて、畑に詰め寄る。
畑、片山の変わりようにびっくり。
片山って畑と違って切り替え早そう。
畑がしどろもどろになってるのが段々面白くなってきて、いじめっ子カッタン降臨。なんかもうこの辺からなんで言い争ってたのかわかんなくなってると良い。最初のシリアスどこいった^^
で、結局畑がどーでもええやろそんな昔のこと!今同じチームなんやから!とかなんとか真っ赤になりながら言って、なんだかんだ名コンビ復活。
カタハタっぽいけどハタカタです。
でも精神的カタハタはありかもしれない。

こんなハタカタどこかに落ちてませんか?(←)




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