ともだちとたくさんあそんだ公園は動く大きなぶったいにこわされてしまった。
かぞくで行ったゆうえんちは大きな音を立ててながらくずれていった。
まわりにあったものはぜんぶこわれされた。
よるになって、くらくて、こわくて、月だけがあかるくて。でもなんにも見えなくて。
ここにいるのがじぶんだけなんだと思ったら、なみだがとまらなくなってきた。
むがむちゅうで走った。
さけんだ。
――――みんな、どこにいるの。
先へすすめばすすむほど、色んなものがなくなっていって、投げられたばくだんのばくはつしたあとのかやくのにおいとか、何かがこげたにおいとか。
こわい、よ。
お父さん、お母さん。