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:UN-0エージェント:

※著しく本編のネタバレ。本編で登場させることができなかった裏設定もあり。

漣蝶子(さざなみちょうこ)
日本のエージェント:18歳:前線援護班
∵桜の花びらを出現させ、自在に操る能力を持つ
観察眼が優れ、よく気づくが自分の事には疎い。珈琲は好きだが、お茶の方が好き。ローゲンを慕っている。

ローゲン・ヴィントツィヒ
ドイツのエージェント:35歳:前線班
∵ジャッジメントの能力、体をタングステンに変化させる能力
強くて頼れるが、笑う事が少ないので誤解されやすい。司令部の無線がいつでも聞けるように、片耳にイヤホンをつけている。

マキュール・アンドリュー
カナダのエージェント:24歳:本部班
∵木を自在に操り、硬い防具に変える
蝶子と仲が良く、蝶子に悪い虫(特にウィリアム)がつかないように目を光らせている。ローゲンは蝶子にふさわしいと認めている。ファザコン。よくガブリエルと喧嘩する。

ウィリアム・アンダー
イギリスのエージェント:18歳:前線援護班
∵水を自在に扱う能力を持つ
昔の友人を自分の能力で殺めた介入以来、励ましてくれた蝶子に惚れている。が、気付いてもらえず、間が悪い。

リ・ロンショウ
中国のエージェント:18歳:本部班
∵片眼を開けて3時間、イメージした人物を真似る事ができる
少し英語が訛る。幼い頃から一人で料理をしていたため、料理が得意。シャーマオが死んでから笑うことがなかったが、ウィリアムと親しくなってから再び笑うようになる。ウィリアムを馬鹿にするときは唾を吐く。聡い。

ガブリエル・ガラティアンコ
ブラジルのエージェント:28歳:本部班
マキュールとよく喧嘩している。褐色肌。首にネックレスのようにした指輪がかけられている。この指輪は、病気で亡くなった母が生前ガブリエルに与えたもので、戦死した父が母に贈ったもの。

カルティーノ・マヴィルッタ
イタリアのエージェント:21歳:本部班
整った顔立ちをしている。だが、時々マキュールやウィリアムと一緒にお馬鹿なことをしている。料理が得意で、その腕はローゲンを微笑ませるほど。

フランシス・ボシュアーノ
フランスのエージェント:29歳:前線援護班
∵距離を操る能力を持つ
綺麗なブロンドの髪をしている。物腰が低く上品。

エドフェルト・ローリッツ
スイスのエージェント:29歳:前線援護班
∵物体を別空間に移動させる能力を持つ
ピアスを沢山していて、無口なので近寄りがたい雰囲気がある。が、可愛いものが好き。

レイチェル・グランドファー
オーストラリアのエージェント:25歳:前線援護班
∵物体を別空間に移動させる能力を持つ
メガネをしている褐色肌の女性。露出が多い。歳は若いが、前線援護班をまとめる役に抜擢されるほどの人物。基本的にはガンダルとローゲン以外には呼び捨て。大食い。

ジョン・ハークレイ
アメリカのエージェント:19歳:前線班
∵人一倍の破壊力を持つ
笑顔でブラックジョークを投下する青年。パーカーや、白のTシャツにジーンズというラフな格好を好む。ウィリアム曰く、日本の柔軟剤の香りがするらしい。

スティーク・ボーテン
スウェーデンエージェント:32歳:前線班
ローゲンとほぼ同時期にエージェントになったため、ローゲンと親しい。片眼を眼帯で覆っている。

ガンダル・シャバスクヤ
トルコエージェント:47歳:前線班
最年長のエージェントで、エージェント歴も最長。いつもは酒で少し酔ってレイチェルと喧嘩しているが、エージェントの中でも一番強い。そのため、皆から信頼されている。ローゲンとスティークは比較的長く仕事をしているので、強い信頼関係で結ばれている。レイチェルと言い争いをよくしている。

カーン・ベラネナイ
インドエージェント:30歳:本部班
∵コンピュータのデータを脳内で操作する能力
UN-0でしか使うことの出来ない回線を生み出し、絶対にハッキングが出来ないようにしている。生きているコンピュータとも呼ばれるほどIQも高い。そのIQは世界一である。

ルイ・ブリャンスキー
ロシアエージェント:30歳:前線班
∵物を凍らせる能力
民族紛争の事件で目を失う。ガンダルのスカウトでエージェントとなる。目標を失うが、ガンダルの助言で成長する。好きになれる人を探している。


:エージェントと関係のある人物:

トム・ガロン
ウィリアムがスラム街に住んでいた頃、偶然助けた少年。ウィリアムが富豪の養子になってから数年後、お金のために闇の世界へと入り込んでしまった。開催された闇オークションに介入しにきたウィリアムと再会した後、ウィリアムの手によって一生に幕を閉じた。

ニック・アンドリュー
マキュールの父。カナダ政府への介入後、国連の職員(UN-0職員)として働いている。マキュールが12歳の頃に離婚しており、一人娘のマキュールを可愛がっている。

チャン・シャーマオ
ロンショウの初めての友達で、心優しい真っ直ぐな子。父親は大物政治家で、母親は名女優。ロンショウと仲良くなったことがきっかけで、ロンショウをよく虐めていた少年に線路に突き落とされ死亡。

山市八緒(やまいちやお)
UN-0基地へと郵便物などを運ぶ日本人。かなり信頼されていたが、佐藤あいかの脅迫事件より、別の場所へと移された。

佐藤あいか(さとうあいか)
日本のセカンドエージェント:20歳ぐらい
∵金属片を自在に操る能力
父親が難病にかかり、アメリカの最先端の医療で治すために、エージェントになろうとする。山市とは日本人ということで交流があり、脅迫文の書かれた手紙を山市経由で蝶子へと送った。基地に襲撃にくるものの、蝶子が説得し、日本へと帰った。基地の位置は内部のものから聞き出したと思われる。

リリアン・グランドファー
レイチェルの二つ年上の姉。レイチェルが劣等感を抱くほどに整った容貌・飛び抜けた頭脳を持っていた。レイチェルが十六の時に亡くなる。当時、交換留学でやって来ていたスティークと交際していた。

漣秀臣(さざなみひでおみ)
蝶子の父。UN-0司令官。かつて、室柩(むろひつぎ)研究所で研究をしていた。第三研究室リーダー。

漣梓(さざなみあずさ) 旧姓:堀田
小柄でくっきりとした顔立ち。研究所で働くようになり、アビリティドロップを口にした。後に秀臣の妻となり、蝶子を出産。病気にかかり息をひきとる。

海道武史(かいどうたけし)
研究所で働く研究員。秀臣の幼馴染。眉毛が太く、歯が白い。

八乙女二郎(やおとめじろう)
第十六研究室のリーダー。眼鏡で白髪頭。以前から超能力者を造り出すことを目指しており、アビリティドロップの研究を進めていた。たくさんの人間を実験台にしていた。


用語説明
∵エージェント
国家に一人ずつ選ばれる、条件をクリアした能力者。エージェントの家族への補償が手厚いため、エージェントを目指す能力者が多い。

∵セカンドエージェント
エージェントが死亡した場合などに備え、選ばれる能力者。が、セカンドエージェントはあくまで補充員なので、家族への補償はない。

∵前線班
介入の最前線に立つ班。戦闘能力の高さ、エージェントとしての経験の長さが求められる。

∵前線援護班
前線班の援護に当たる。主に介入前の偵察、介入後の処理などにあたる。

∵本部班
介入現地に仮本部を設置し、介入の遠方から援護する。

∵ITE001
UN-0専用の作戦、情報伝達用の携帯電話程の機器。インドエージェントのカーン・ベラネナイの能力で絶対にハッキングされることのないようにされている。この機器をローゲン意外が扱う事は許されていない。

∵室柩(むろひつぎ)研究所
日本有数の生物研究所。郊外の山のなかに建設され、とても閉鎖的な場所。第零研究室から第十六研究室と分かれており、それぞれの研究ユニットによって研究内容が違う。研究内容について完成間近まで聞かないことが暗黙の了解であり、研究内容の実状は人体クローンの実験など、倫理に反するものばかりであった。

∵アビリティドロップ
緋色の錠剤。八乙女が開発した、飲むと超能力者になれる薬。アビリティドロップは既に外交の一部として様々な国に渡され、各国数十人ずつにアビリティドロップを飲ませる実験を行った。被検体自身が能力を持った例は少く、後は何も起こらなかったり、生まれた子が能力者だったりということが多かった。



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