「なぁ、ジュードいい加減あきらめろ」
「ぼくはミラを探すんだ...」


『監禁ファイル3』


監禁されてからしばらく立ってから、死んだように毎日をベッドの上で過ごしてた。
今から考えるととても不甲斐ないけどアルヴィンの言葉で気づかされた。
この部屋から出る為にアルヴィンが何日おきかに出る買い出しの時に脱走しようとしたり、
繋がれたベッドごとアルヴィンに投げつけたり。滅茶苦茶だった。

「お前は一生この部屋から出れない、永遠に だ」
「それでも僕は諦めない 諦めたくない」

そう言うとアルヴィンは側にあったイスを蹴り上げて隣の部屋へと行ってしまった。
でなきゃ。ここから出て、ミラを...!
無駄な抵抗かもしれないけど、やらないではいられなかった。

しばらく時間が立って隣の部屋からかすかな寝息を感じられるような音が感じられた。
僕はできる限りの力を使い鎖を断ち切った。
もっとも鎖が切れたのではなく繋いでた根元が老朽化しておりそれごと引っぱり断ち切った。
足音を立てずに慎重に出口へと近づく。きっと、大丈夫...

"ガチャリ"

耳元でそう聴こえた頃には脳天に銃口が突きつけられていた。

「甘いぜ、ジュード」
「ア...アルヴィン....ぃいや!やめて!」

ドアノブのかけた手をアルヴィンに掴まれそのまま体を持ち上げられベッドに投げつけられた。
そして多いかぶさるように上にアルヴィンがのしかかった。

「なあ、ジュード言ったよな。無駄だ。諦めろと。」
「それでも..!!!ぅぐっ」
「殴られたくらいで意識飛ばすなよ?つまんねーからな」
「ぅっ..」
「まあやっちゃうんだけど、やさしくはするつもりはないから」
「は、な..」

唇を強引に貪られ抵抗したら唇を切られ血が流れる感触がした。
気休めに纏っていたベッドシーツも剥ぎ取られ傷だらけの体が露出する。
傷をアルヴィンはうっとり眺めて腹部の傷に銃口を向けた。

「ア...ル...」
「抵抗したら打つからな、冗談じゃねえのはハ・ミルでわかってるだろ」
「う..そ...」
「それともその煩い口に風穴あけられたいのか?」
「うぅう」

銃口を口の中に入れられ鉛の味、硝煙の臭いが広がった。
そしてそのまま膝裏を持ち上げられ後ろの蕾にアルヴィンのモノが突きつけられた。
連日の行為で緩くなったとはいえ、元々異物を受け入れる器官ではないので痛みしかない。

「うっぅうう..!!」
「俺って性欲とかよりも征服とかそういうので興奮するタチだからっ」
「はっふ..!い..はい..!!」
「あーあ、泣いちまって。余計煽るだけよ?ジュードくん」

銃を口の中に入れてる為まともに抵抗できない代わりに沢山の涙が出た。
痛くて痛くて、血も一杯出て、それでもアルヴィンは顔を紅潮とさせて片手で僕を犯していた。

「っ...いくぜ...」
「はゃ!!や」
「お前の泣き顔、好きだぜ...!」

そう言ってアルヴィンは僕の中に欲望を吐き出した。
アルヴィンの狂気に絶望さえ感じた。でも...

「寝た、か。」

ここはなにもない 絶望の部屋。






ここから睡眠薬とか投薬しちゃうアルヴィンさんが書きたい。

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