SS one



「あのね、お父さん」
「なんだ、ジュード。帰ってたのか。」
「それでね、今日は...」
「よ、マティス先生。」
「お前は..」
「父さん、僕アルヴィンと...け」
「結婚しようと思ってるんだよ、先生。」
「ジュ、ジュードこれは..どういう事だ?!」
「アルヴィンがエレンピオスは同性婚も普通だって...」
「お前は何をジュードに教えた?!(私の可愛い可愛い可愛い息子に!)」
「何って、ねぇ...(もう、そりゃあ全てをよ!)」
「お、お前とだけは絶対に認めないからな!(まだ私の可愛い可愛い可愛い息子は!)」
「認めてくれないのかー残念だなジュード君。(いやぁ、もう俺の物だから)」
「酷いよ、父さん..」
「お前は先の事を何も、考えてない..!(お前だけには渡さんぞ!)」
「ぼ、僕だって考えてるよ...!でも..」
「いいんだよ、ジュード。俺はそれほど酷い事をしたのかもしれねえしな」
「アルヴィン...父さん...僕、父さんが認めるまで父さんとは口聞かない!」
「ジュード...!(それだけは勘弁してくれ!)」




「ジュードくん」
「なんだ、アルヴィンじゃない」
「なんだとはなんだよ。しかもせ・ん・せ・いが抜けてるぞ」
「だってアルヴィンはアルヴィンでしょ」
「だーかーら。ハウス先生はハウス先生って呼ぶのになんで俺だけ敬称がないんだよ」
「はいはい、で、なんか用があるんじゃないの?」
「あしらうなよ..ほら、これやるよ」
「これヘアピンだけど」
「ほら、この前授業中に耳に髪かけてただろ。だから可愛いと思って」
「また授業中僕の事見てたの?」
「別にいいだろ?ジュードくん」
「へ、変な噂立ったら嫌だからね..!!」
「心配すんなって」
「もー。でも、ありがとう。」




「うわああ!」
「ジュード!」
「うわぁ..水でべちゃべちゃ..」
「ったく、手元気を付けろよな。今代わりの服を用意してやるから」
「いいよ、すぐ乾くから」
「風邪ひいたらどうすんだよ」
「うん」
「だが、生憎ミラのメイド衣装しかない訳だが。ジュードくん」
「嫌だよ。アルヴィン」
「ちょーっと丈が長いくらい気にすんなよ」
「いろんな意味で怒るよ、アルヴィン」
「そんなに警戒すんなよ」
「と、とにかく!また今度だからっ!」
「じゃあ今晩な。俺の部屋で」
「アルヴィン..」




「なあジュード」
「なに?アルヴィン」
「おたくって目が悪かったっけ」
「そんなに悪くないけど」
「なんで眼鏡付ける訳?」
「読書の時くらいいいでしょ?」
「まぁ、俺が側に居るのに読書に没頭するのは寂しいと思うけど」
「それは謝るよ。でも眼鏡ぐらい良いよね」
「まー支障がある訳」
「何?」
「キスがしにくい」
「あぁっ!」
「優等生なのもほどほどにな」
「もーアルヴィン本返して!」
「俺が寝てからな」
「アルヴィン酷い」


「ア..アルヴィン...」
「なんだ、ジュード」
「こ、こんな所ご主人様に見つかったら..はぅっ!」
「なら、声、我慢しろよ」
「ぼ、僕まだ仕事の途中...!」
「あー掃除中だったな悪いな」
「全っ然、そんな事思ってないくせにぃっ..!」
「あージュード君締まって凄い気持ちいいぜ..!」
「もーアルヴィン最低!」
「最低でもなんでもいいから ジュード」
「ぃやっ 耳元で言わないひゃっ!」
「おいおいダダ漏れだぞ」
「アルヴィンの馬鹿っ!」




「あ、アルヴィン。衣装変えたんだね。」
「ん、あぁ。どこかの傭兵の衣装らしい。」
「そうなんだ。でもアルヴィンには合わないね。」
「なかなか辛口だなジュード君。」
「だってアルヴィン白似合わないじゃない。」
「そーかよ。」
「でも、その髪型はカッコイイと思うよ。」
「そいつはどうも。ジュードは前髪長過ぎるぞ。」
「そうかなあ?」
「この前付けたあれ、付けとけよ。」
「あれは勉強用、でしょ?」
「いーじゃねーか。綺麗な目してんだから。」
「そうかな」
「そうだよ。」





20110921~20111106

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