「ね、ジュード先生。」
「なに、アルヴィン。」
「ここが、わかんないんだけど」
「そこはね。」

ジュード先生の目線が教科書へ落ちて長い睫毛がよく見える。
ボールペンで教科書をトントンと叩きながら俺に解説する姿はとても可愛い。

「アルヴィン、聞いてる?」
「聞いてるよ。先生。」
「聞いてないでしょ。じゃあ解いてみて。」

"実は先生に夢中で聞いてませんでした"
と、言いたい所だけどその言葉はぐっと飲み込む。

「先生。」
「今日はえらく勉強熱心だね、アルヴィン。」
「えらく、ねぇ。」
「そうだよ。いつも上の空じゃない。」

"実は先生の綺麗な顔の睫毛の数を数えてたら話を聞いてませんでした"
バツの悪そうな表情をしたらちょっと拗ねたようにした先生も可愛い。

「アルヴィン。スヴェント様から勉強教えるように言われてるんだから」
「ちゃんと勉強してるだろ」
「そうだね」

親父が1ヶ前に連れて来た家庭教師ジュード・マティス先生は現役大学生。
"スヴェント家の当主様の命令で"俺に勉学を教えてくれてる。
だけどジュード先生を見てると睫毛の長さとか微笑む表情とか微かに匂う良い香りとか、高校生の俺には刺激的すぎた。
ジュード先生は"男"なのに。俺も男なのに。

「先生、俺、欠点取っちゃった」
「アルヴィン..。」
「"スヴェント様に怒られちゃうー"って?」
「そんな事言わないよ。どれ取ったの?僕が復習してあげるよ」

そう好意で言うジュード先生の頭に手を伸ばしてそのままキスをした。
ジュード先生は状況を飲み込めてないのか"え"とか"あ"とか言っていた。

「現代には保健体育とか便利な言葉があるんだよ。先生」
「アルヴィン..大人で遊ぶのはよくないよ」
「遊んでないぜ、先生。」

先生のか弱い抵抗が机の上に置いてある教科書や文房具が落ちて行く。
発育の良い俺と違って小さい先生の反攻なんて俺にとっては痛くもない。

「アルヴィン!!」
「ここで叫ぶと屋敷中の奴みんな来るぜ」

唇を必死に噛み締めて言葉を発するのを我慢する先生は凄く可愛い。
こんな高校生に踏み敷かれて屈辱なのか顔は真っ赤で目は少し潤んでる。

「ア..ルヴィン..も、やめよ?」
「先生、辞めないよ。俺、先生好き。」
「だめ..だよ、そんな..」

そんな事おかまい無しに俺は先生の上着に手をかけボタンを外して行く。
少しずつ露呈する肌に先生は顔を更に真っ赤にして嫌がる。
その真っ赤な顔にキスを落としてズボンに手をかけ下着ごとずらすとか細い言葉で"いや"と言っていた。

「先生可愛い。」
「アルヴィ..ン、おねが..」
「先生好き、先生好きだから。」

胸の乳首を舐めながら性器を指で軽く扱くと甘い声を吐きながら少しずつ自身が起き上がって行った。
先端に指を這わせてクリクリと動かしたらまるで女みたいな声を出した。

「ひゃっ..!!」
「男にこんな事されて女みたいな声出して、可愛い」
「あっ!そ そんな、いわなっ」
「先生口開けて、もっと声聞かせて」

噛み締めた口に指を入れると止めどなく甘い吐息が漏れた。
それすらも高校生の俺には刺激が強すぎて俺の息子はもうはち切れない程に膨れ上がるのを感じる。

「先生、いれたい。」
「それ だめ..!!」
「まだ、指だから大丈夫だ」
「ぅゃあ..んっ..いた..」

入り口を少しずつ解して行くけど、なかなか先生は受け入れてくれない。
けど、俺自身がそろそろ限界で俺は解れてないとわかりながらも先端を先生の後孔にあてがった。

「や、やめよ、」
「先生いいだろ、何でも教えてくれるんだろ」
「ア..ル」
「せ、んせ」
「っあぁ!!」

叫ばないようにと必死に唇を噛み締めて痛みを我慢する愛しい先生を必死に突く。
相変わらず窮屈で自分を追い出そうと必死な後孔に必死に腰を進める。
"ジュプジュプ"と音を立てる後孔からは少量ながらも血が出てて若干の罪悪感を感じた。

「っあっ!」
「先生の中、気持ちいいぜ..」
「んぁ!アル、ヴィっっ!」
「せんせ、中に出していい?」

顔を紅潮とさせる先生の耳元でそう呟くと先生は微かに頭を縦に振った。
いつもなら横に降るはずなのに、と思いつつ性欲には勝てないと俺はそう感じた。

「いくぜ..!!」
「んやぁっ..!!で、て..る」

汗で濡れている額に優しくキスを落とすとトロンとした目で俺を見つめて来た。
またキスをすると今度はもう抵抗はしなかった。

「もう、アルヴィン!!」
「だって、先生何でも教えてくれるって」
「していい事と悪い事があるの」
「でも先生、最後らへんは流されてた」
「..!!」
「教師として建前がなくなっちゃった、みたいな」
「スヴェント様には..」
「言わねーよ。そしたら俺の先生じゃなくなっちまう」
「うん..。」
「先生、好きだぜ」
「アルヴィン..」

そう言って先生は恥ずかしそうに俺にキスをしてくれた。
俺より背が低くて可愛くて強がりな先生の小さな同意の合図だと受け取っておこう。

「アルヴィン!!この時間割、どういう事?!」
「なんかおかしいか」
「なんで毎日保健体育が入ってるの?!」
「先生、好きだから」
「もう!!」


『ねえ、せんせい』





年齢がアルヴィン<ジュードでも高姿勢なんだろうな、アルヴィン。

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