Scrawl


04/28 ( 20:20 )
軋むスプリングが音を立てる深夜未明。
軋む音に紛れてジュードの口からは呻くような声を発して、俺の背中に爪痕を残す。

母さんが死んで、ジランドが死んで、プレザが死んで、俺は本当に独りぼっちになった。
そんな俺に同情してか声をかけてくれたジュードを本能のままに抱いた。
寂しかったから、泣きたかったからベッドで眠るジュードの肌に触れて人恋しさを紛らわそうと思ったら止められなくなった。

俺の下で呻くジュードの顔は険しくて、俺の感情も行動も否定しているように見えた。
でもそれでもよかった。
お前がそう憎んでくれれば俺は独りぼっちではなくなるから。

「なんでっ……アルヴィンが泣くの……」
「このままジュードを永遠に俺だけのものにしたら寂しくないと思って」
「僕を道連れにしないでよ……」
「させてくれよ、だって優等生だろ」


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