drrr!! | ナノ


「…もしもし」
「やあ。修理の終わった家はどうだい?綺麗に片付いているだろう?」
「はい。ありがとうございました」
「あれ、帝人くん元気ないね。どうしたの?」
「臨也さんなんて嫌いです」
「俺は帝人くんが好きだよ」
「………」
「素直じゃないね。ひとりが寂しいって言えばいいのに」
「何言ってるんですか、臨也さんが居なくてせいせいしてます。でも…貴方が寂しいなら、また行ってあげてもいいですよ」
「ほんと素直じゃないね、帝人くんって。まあ今回はそういう事にしてあげるから、戻っておいでよ。やっぱり君が居ないと」



…つまんない




「おかえり、帝人くん」
「ただいまです」
「ん?何?」
「お誕生日おめでとうございます」
「あれ、知ってたの?」
「まあ」
「嬉しいなあー。てっきり忘れられているかと思ったよ」
「そんなわけ…!いや、なんでもないです」
「プレゼントは君でいいよ」
「は?」
「帝人くんが欲しい。帝人くんとの一生が欲しい」
「…ダメです」
「あれ、聞こえないよ」
「だから!僕も臨也さんと一緒に居たいから、それじゃプレゼントになりませんっ!」
「今度はやけに素直だね」
「いらないならあげません」
「いらないなんて言ってないじゃない。なら、今日一日俺に甘える事!甘える帝人くんが見たい」
「む、無理です」
「大丈夫、大丈夫。ほら、おいで」


桃色に染まる頬とおでこにキスをして腕の中におさまる君と、さて次は何をしようか?




Happy END?





▽終わったー!無理やり終わらせたー!疑問形で終わるのはなんでですかね、うふふ。←
臨也誕生祭ってことで書いていきましたがいかがでしたか?後味微妙ですいません(苦笑)少しでも楽しんでいただけたら幸いです!ありがとうございましたー!