drrr!! | ナノ


「ねえ帝人くん本当にいいの?」
「さっきからしつこいです」
「だってさあ、こんなに晴れてるのに外でデートしないだなんて勿体ない」
「布団干したいですし、洗濯物もたまってます。今日干さなきゃいつ干すんですか!明日から雨が続くって言ってるのに」
「じゃあそれ終わったら出かけようよ」
「スーパーならいいですよ。トイレットペーパーがお一人様ひとつなので、臨也さんが居れば二つ買えます」
「えー。なんか帝人くんそこらに居るお母さんみたいだね」
「僕は臨也さんみたいな子供はいりません」
「ひどいなー。あ、でも二人の子供ならいいでしょう?」
「話が飛躍しすぎてついていけないです。まあ一応聞きますけど誰と誰の子供ですか?」
「俺と帝人くんの」
「色々と無理では…」
「大丈夫だって。んー帝人くんと俺の子供かあ。帝人くんみたいに目大きくて可愛い子がいいな。そうと決まればヤることはひとつだね」
「あ!洗濯終わったみたい!僕干してきます」
「だめだめ、逃がさないよ」
「耳元で喋らないでください!」
「そんなのは後でも出来るから、俺が先。今なら子供作れる気がする」
「僕は男です!作れませんっ!!!」



休日はのんびり




「ねえねえ産まれたら名前どうする?」
「間違ったって産まれません。はあ、せっかくの休日が…」
「でも楽しかったでしょ?」
「………知りません!」