※未来の二人。これまた会話文のみ。 「疲れた」 「ほんとですね。疲れました」 「誕生日会なんて馬鹿な真似したの君じゃない」 「毎回やってますけど、なんで皆学習しないで乱闘が起きるんですかね。ね、恭弥さん!」 「なに、僕が悪いって言いたいの?」 「他に誰が居るんですか。大体欲しいプレゼントに俺を指定するあたりがおかしいです。まあ恭弥さんだけじゃないとこが更に頭の痛い話ですけど」 「僕のものなのにね。なんか思い出したら気分悪くなってきた。ちょっと気分転換してくる」 「トンファー使う気分転換ってなんですか、やめてください」 「じゃあ楽しませてよ、君が」 「意味がわからないです。とりあえず俺の上からどいてください」 「恥ずかしがってんの?」 「そう見えますか?」 「どちらかと言えば誘ってるかな」 「あーわかりました。もうそれでいいですからどうぞお好きに」 「ワォ、積極的だね」 「一年に一回ですから」 「後で嫌って言っても聞かないよ」 「そんなのいつもでしょ。恭弥さん、六日まで残り三時間です」 「三時間後も君は僕のものだよ」 「わかってますって。いつだって俺はあなたのものですから。だから恭弥さん、これからも俺だけ見ててください。俺の誕生日もあるし、来年の誕生日もありますから」 お願いです、どうかその時まで生きて。 祝ってます、これでも← |