Sketch | ナノ


むくつな


「綱吉くんはいつもチョコを食べてますね、お肌によくないですよ」
「別にいいだろ、女の子じゃないんだから」
「だめです。綱吉くんのお肌が荒れたら綱吉くんじゃなくなります」
「意味わかんない」
「わかってくださいよ。…もしかして僕にキスして欲しいから…です……か?って、え、顔真っ赤ですよ。まさか当たりました?」
「ち、違うに決まってんだろ!ばか骸!」
「声裏返ってます」
「だから違う!ただチョコ食べてた日はいつもより長いから!」
「何がですか?」
「っ!わかってんだろ!言わせんな、あほ!って何してんだよ、触るな!」
「無理です。綱吉くんが可愛すぎるのがいけません」
「あー!もう!うざい、骸!ばか、変態!!!」
「そんな変態の長いキスを待ってるのは何処の誰ですか。ほら、口隠さないで」
「やだやだ」
「言う事聞かないと帰りますよ」


「それも…やだ」

おずおずと差し出すそれに口づける。「もう食べなくてもしてくれる?」途中で聞こえたそんな台詞に「もちろん」と意味を込めて僕はまた口づけた。







恥ずかしいなあたし!うちの綱吉に何させてんだろか!



2011/05/13 20:43


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