変わらないものはなかなか見つからないことは知ってるよ。もしかしたら変わらないものなんて無いんじゃないかとも思っているんだ。当たり前で仕方ないことかもしれないけど、さみしいものはさみしいんだよ。変わるのが怖いんだよ。ずっとこのままがいい。


彼女は泣いた。満開の桜の木の下のベンチに座りながら僕らは話をしていた。僕は空を見上げる。桜と青空のコントラストが綺麗だ。これが5月になると桜は青葉になって、またこうして空を見上げると青葉の緑と青空のコントラストが綺麗なんだろうな。秋はさらに美しいんだろうな。景色が目に浮かぶよ。上手く言葉に出来ないけれど、僕は変わっても変わらないものはあると思うんだ。君はどう思う?

















(2010.04.14)
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