※ちょっと危ない











隣に住む名前さんは面倒見がよくて優しい。歳は1,2歳とそんなに離れてはいないが俺よりも年上という立場が好きらしく“さん付け”を強制してくる。最近その名前さんが俺を男と認識し始めたのか色目を使うことが多々あった。二人になると名前さんのスキンシップは超を超える。名前さんが嫌じゃない俺は拒まずにされるがままな訳だが告白されないし一線を越えるようなことはしてこない。俺は名前さんが好きだが単なるちょっかいかもしれないその曖昧さに手を出せずにいる。そんな猫みたいに変幻多彩な名前さんは今日俺と二人きりだ。父さんや姉さんは仕事で出かけ名前さんが俺を見てくれるから。俺は今日確信を持とうとしている。

「ヒロト、お腹すいたな。なんか作ってくれない?」
「昨日姉さんが作ったビーフシチュー余ってるからそれでいい?」

いいよ、と返事を聞いて俺はコタツから出てキッチンに立ちガスコンロをつけビーフシチューを温める。おたまを持って軽くかき混ぜてみる、そろそろかな。とどこかの料理店にありそうな真っ白いお皿を取り出すと突然後ろからそれなりにある二つの胸が背中にやんわりと当たった。どくんと鳴る心臓を落ち着かせながら平然を装った声で、なに?と説くと名前さんは何も言わずに耳元に息を吹きかけるとジーパン越しの内腿を撫でた。それだけで股間にある俺のブツは反応して少し立ち上がった。名前さんは小さく笑うと首筋にちゅうちゅうと柔らかな口付けをし俺は顔を真っ赤にする。

「ヒロトのたったね、続きしてもいい?」
「だ、だめ、だよ、お、俺さすがにこんなこと、したことない」
「私もしたことないよ、今すごいどきどきしてる。ヒロトは?」

そういうと名前さんの震える手が服の中に入ってきて胸を弄り俺の心臓を直に触るようにして確かめた。そのまま胸をいじられながらジーパンのジッパーを開けられボクサーパンツを露にされ、さらにそのボクサーパンツも下げられブツを鷲掴みにされる。

「うあっ、ほ、ほんとうに、名前さん、」
「なーに?」
「し、してもいいから、その代わり俺と付き合って、」

短い息を何度も吐きながら出したその言葉に名前さんは嬉しそうに、うん。と返してくれた。名前さんの手は何度も俺を昂ぶらせる、名前さんの腰が俺のお尻や膝裏にぴったりとくっつき俺がか細く腰を揺するたびに名前さんの腰も少し揺れそれを思うだけで気持ち良くなり俺はいつしか果てていた。ビーフシチューはぶすぶす音をたて黒くさい匂いを発していた。

「はあ…っ、は、ビ、ビーフシチュー、焦げたよ」
「じゃあ私がなんか作るよ、何食べたい?」
「大根の煮物、あ、あのさ、もう離れない?」
「じゃあ大根の煮物と私どっち食べる?」

名前さん食べる、と即答すると名前さんは照れ笑いをしながら俺の手を握った。承諾だ、キッチンの後始末はことが終わったあとにしようと重い大好きな名前さんを抱き抱えてベッドに向かった。