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はあはあと息を吐きながらいつものコースを走る。約8kmを毎朝走るのが日課だ。もうだいぶ走ったからあと少しで家につく。家についたら朝食の用意をして、それからおとんと自分の弁当を作って、学校の準備をして。


「は、はあ〜…。」


疲れたあ。今日は朝だってのに暑い。いつも以上に汗だくだ。あーシャワー浴びよううんそうしよう。


「あら、小太郎くん!おはよう。今日もランニング?」
「おはようございます。ええまあ。日課ですからね。」


こちらはいつもよくしてもらってる隣のおばちゃん。大阪から引っ越してきてからだからかれこれ六年の付き合いになるのか。


「あ、小太郎くん。今日うちに夕飯食べに来ない?今日孫が来るからね、ぜひ!」
「ええんですか?お孫さん来るのに俺なんかがお邪魔して…。」
「いいのよ!うちの孫ね、小太郎くんと同じ歳でね、話も合うと思うのよ!だからね?そんな遠慮しないで!」
「あ、ならお言葉に甘えて今日お邪魔させてもらいます。」


待ってるわね〜!と手を振るおばちゃんと別れて家に入る。あ、やばい。時間がないじゃん!ちゃっちゃとシャワー浴びますか。




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