「は、なみやくん」なまえは泣きそうな顔で俺の服を握ってくる。ああ、いいなその顔。「ん?」できるだけ怖がらせないように優しく返す。「やっぱりもうちょっと「それ、何回目だよ」やっぱりもうちよっと待って、は何回使われたかわかんねえくらいに俺は毎回お預けを食らってる。そろそろいいんじゃねえの、なまえ。「だって、」「だって、なに」「こわい」ついになまえの大きな潤んだ瞳から一筋の涙が流れた。怖いのはわかってる。怖がらせてるのも知ってる。

「努力する」

だから、もう待つのはやめてもいいか。

じっとなまえの瞳を見つめていると、何かを決心したようにコクンと頷いた。可愛い。なまえの前髪を除けて安心させるように額に唇を軽く押し付ける。それだけでも、びくんっと身体を跳ねさせるなまえに興奮する。

ブラウスのボタンを一つずつ外していく度に顔が赤くなっていくなまえ。細くて白い腰を撫でてブラのホックを外すと、瞼をきゅっと閉じて眉を寄せている。可愛くて唇に噛み付くと、頑張って合わせようとして口を薄く開けて舌を出すなまえ。「ん…ふっ…」遠慮なく舌を絡ませると唾液の水音に混じってなまえの声が聞こえる。なまえは自分の感じている声が恥ずかしいのか、掌をぎゅっと握って耳に当てている。なんだこいつ可愛すぎる。

そういうの無自覚なんだろうけど、俺のこと煽ってるってわかってんのか。まあ分かってねえんだろうな。






▽おみそ様!リクエストありがとうございました。微裏、でしょうか…ご期待に添えてない感が否めなくて申し訳ありません!苦情はいくらでも受け付けておりますので何かありましたら言ってやってください。この度はこのサイトに足を運んでいただきありがとうございました。
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