最近、ルフィとなまえの様子がおかしい。いや、至って普通なんだけど。いつも仲が良いことは知ってたけど。私がなまえに聞いても、そんなことないよー、と笑うだけだし。ルフィは、俺はなまえが好きなだけだ!肉の次に!とか意味わかんない何とも船長らしい答えしか返ってこなかった。 そんな小さなモヤモヤを抱えたまま、夕飯の時間が訪れた。 「なまえー!この肉やるよ!」 きっとその場にいた仲間はみな驚いただろう。あのルフィが肉をあげるなんて。 「え、ルフィいいよ、そんな!自分で食べて!」 「いーや、だってお前ぇ全然肉食べねーだろ?」 「まあ、あんまり好きじゃないから」 「そんなんだからこんなに細いんだろー?」 そういうとルフィはなまえの腰をガシッとつかむ。なまえは少し顔を赤らめて「そうかなー?」と首を傾げる。 「おー、オレはなまえが細くても太くても好きなのはかわんねーけどな!」 ニシシ、と笑うルフィ。 ふふ、となまえも笑う。 なんだ、この二人の周りに漂う甘い雰囲気!! 「私もルフィが好きだよ!」 なまえはルフィにさっき渡された肉を持って 「はい、ルフィ。あーん」 「あーん」 ルフィはなまえの腰に手を回しながら肉を頬張る。これ、もう付き合ってるカップルでしょ? 彼らには別にこれが普通 (おい、てめーらいい加減イチャつくの止めろ。なんかうぜー。) (マリモ、嫉妬は醜いぜ?) (…そんなんじゃねー。)
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