え、と、何この状況。

学校がおわって「久しぶりに露伴先生の家に寄っていいですか?」と先生にメールを送ったら「構わない」と返信がきたので露伴先生の家に寄って玄関開けたらすぐに抱きつかれて、壁に押し付けられました。って作文?

「…どうしたの」と、様子がおかしい露伴先生の眼をみて問うけど未だ無言だ。
「…せんせ、っんん!?」


唇を唇で塞がれた。おかしい、先生どうしたんだろう。なんて思考も長い長いキスのせいで薄れていく。すると口の中に違和感、あ、舌だ、気づいた時には完全に口内を支配されていた。

苦しくて先生の胸板を思い切り押すと、案外簡単に離れた。「…はぁ、は、なん、なの」唾液で濡れた口のまわりを拭いながら先生を見る。

「…悪かったよ。」「…何かあったの?」「なまえが、来ると思って待ってたら」先生はそこまで言うと、私の頭の後頭部を掴んで少し強引に、でも優しく抱きしめた。

「待ってたら、何ですか?」
「…それ以上は言わない。」
「へへ、さみしかったんですね」
「…そういうことにしておいてやるよ」
「素直にいえばいいのに」
「…お前がそっけないからだろう」
「それ先生に言われたくないです」
「お前からの愛が少ない」
「ぷ、何それ。」
「そのままの意味しかないが」
「わかりました。仕方ないので、明日も来てあげますね」
「君が来たいんなら、仕方ないな。茶くらい用意してやるよ」

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