学パロ


「リゾット、購買いかない?」

隣のクラスのリゾットを誘う、別にクラスに友達がいないわけじゃあない。購買へいってくれる人が少ないだけなんです…!


「いや、いい。作ってきた」

「え?手作り!?嘘だ!」

「弁当くらい作れる」

「そんな、リゾットの方が私より女子力高いなんて…!」

「女子力?俺は男だぞ、なまえ」

「知ってるよそれくらい!」


バンッ

リゾットの頭巾を剥ぎ取ろうとしたとき、教室の扉が勢いよく開いた


「なまえーー!!!!」

「! 来た!」

「あ、なまえ!一緒にご飯食べよう!」


メローネなんかに大事なお昼を潰されてたまりますか。私に向かって走って来たメローネから逃げるようにして私も走り出した。

周りの視線が痛いわ!

「なまえー!わー!転んだああ!」

「っえ?」

しまった、そう思ったときにはメローネに腕を掴まれてしまった。

ニヤニヤしてるメローネ、うざい。

「なまえー、おれが転けるわけないだろ?でも心配した表情はディ モールト ベネ!」

「だれも心配なんかしてない!離して!」

「もーなまえったr うぅっ!」

「キモイ!離せ!変態!」

メローネを足で蹴りまくって倒れたところを上からまた蹴りまくる。これでもか、というくらいに。


「あぁっ、いい!ベネ!なまえっ なまえ…っ」

「ひぃぃぃ!気持ち悪い!変態!」

「なまえ、もっと…!」

「もういやああああ!」


逃げようとする私の足を離さないメローネ。気持ち悪い、超絶気持ち悪い。

結局、メローネに捕まったままお昼は過ぎてしまった。はあー、もういいわよ。と歩き出すと後ろからメローネがついてくる。

「なまえ、ごめんよ。俺のお昼あげるからさ。」

「当たり前じゃない。あと帰りにストーンバックスで奢ってもらうから!」

「!ああ!いいとも!」


不覚にも、ほんとーに不覚にも、
笑ったあいつの顔は綺麗だった。



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