3人で息を整えながら校門に入ると











入学式の時に生徒代表として話をしていた背の高い生徒会長と
会長の隣で明らかに不機嫌な顔をした少し背の低い生徒が近づいてきた















「君たち、1年生だね?今はもう、登校時間から2分を過ぎているんだが、遅刻の理由は何かな?」










遅刻1回目だからか、会長が優しく聞いてきた


















しかし、
『友達が寝坊したので遅れました』












と言っても良いのかわからず
私とアルミンが困っていると、
エレンが小さく深呼吸をしてから口を開いた














「自分が寝坊をしたせいで、2人も遅刻させてしまいましたっ!!」












すると、
会長の隣にいた背の低い生徒が舌打ちをした












「入学してまだ2週間しか経ってねぇのに寝坊とは良い度胸してるな
それに、こいつが寝坊してんだったらおめぇらは先に来れば良いだろう?」













会長と違って言葉がキツいせいか、
3人は怯え、黙りこんでしまった












「リヴァイ、言葉には気を付けろ。
君達は今日の放課後までに反省文を書いて生徒会室に提出しに来ること。良いね?
わかったらもうホームルームが始まっているだろうから速やかに、そして静かに自分の教室に向かうこと」









そう言いながら会長は手に持っていたファイルから原稿用紙を取り出して
3人に渡した













「「「はい」」」













3人で返事をして下駄箱へ向かおうとした時、
マリンは会長ではない方の先輩に睨まれているのに気づいた













私なんかしちゃったかな・・・・・
あ、遅刻か・・・・・?

とか考えながら、軽く頭を下げてから走った

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