エレンと別れて、今まで場所しか知らなかった兵長の部屋の前に立つ。
緊張するな…何の話だろう…
トントン
「リヴァイ兵長、マリン・アレリウェルです」
先程聞いた、少し緊張した声が聞こえる
「入れ」
「失礼します・・・」
マリンが緊張を表情に出したまま、俺の仕事机の前に立つ
「あの・・・?」
彼女を見つめたまま、俺が黙っていたためか、困ったような声で聞いてきた
「あの、お話とは何でしょうか」
「・・・マリン、お前は何故調査兵団を選んだんだ?」
「あ・・・・・実は私、最初は調査兵団には入りたくなかったんです」
「そうか」
「巨人は、私の家族を奪った恐ろしい奴等ですし、訓練兵時代の成績も・・・良かったわけではないので・・・」
確かに、先程読んだ彼女の資料には、
成績は良くも悪くもなく、
兵士達の平均程の物だった
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