「日向君?」





日向君について行くと、着いたのはバスケ部の部室で、



入って扉を閉めてから日向君が無言になってしまった




「伊月と、仲良いのか?」




「えっ」




やっと口を開いてくれたかと思ったら、予想外の質問で返答に困る




「俺、あんまデートとか恋人っぽいことしてやれてねーけど、まだ宮内の事好きだから」




「あ、ありがとう...」




面と向かって好きだと言われたのは告白された日以来で、顔に熱が集まる




「好きどころか、愛してんだけど」




「えっ」




「だから伊月とか、他の奴んとこ行くなよ!」





そう叫んだらすぐに、日向君は部室から出て行ってしまった






貴方との恋は、急がずに、ゆっくりでも良いかもしれない








そう思えたのは、






彼の真っ赤な顔が見れたから











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