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知らない制服を着た知らない可愛い女の子


そういう印象だった


いつものように任務帰り酷く痛めた喉の治療を受けに医務室に行くと


治療を受ける前に悟と見知らぬ女の子がやってきた


どうやら反転術式が使えるようで恐る恐るといった感じに喉元に触れられる



「失礼します」


「、、、!!」


「へぇー」



あたたかく、心地良い呪力を感じた



「ツナマヨ!」


「、、、マリンは温かい呪力を使うね」


「他者に反転術式が使える人間が増えるのは心強いよ」



声を出す前から喉の調子が良いことがわかり


思わず大きな声が出ると


治した本人が驚いた顔をしていた


悟と硝子さんもその子に笑いかけてる



「マリンは硝子と高専に居ることが多くなると思うけど、高専に入ったらある程度呪術の知識をつけてもらう為に現場にも連れて行こうと思う」


「はい」


「その時は必ず2級以上の術師、、、恵とか棘とかと一緒になると思うから」


「明太子」


「よ、よろしくお願いします?」



チャックを上に上げながら返事をすれば


微笑みながら返事をしてくれるマリン


大抵の人間は自分と初めて話す時複雑そうな表情をするのに


嫌な顔一つせずに俺が何を言おうとしてるか考えてくれてるのが伝わってきて嬉しい



「来年から棘はマリンの先輩になるからね」


「シャケ!」



その優しさと可愛らしさに、最初は妹みたいだと思ってた


そしてマリンの呪力は何故だか心地良い


反転術式による治療はよく受けるけど、身体の芯まで広がるような感覚がマリンの優しさに包まれている感じがして安心するのだ





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